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ロードセル
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マルチフォースセンサ
台はかり
デジタル指示計
技術資料
2022/12/07

デジタル指示計とロードセルの組合せは、どこまで表示させられるか?

計算方法

① ロードセルの定格容量:□kgなど

② ロードセルの定格出力:□mV/V

③ デジタル指示計の印加電圧:□V

④ デジタル指示計の入力感度:□μV/digit

 

・最大分解能=(ロードセルの定格出力)×(デジタル指示計の印加電圧)÷(デジタル指示計の入力感度)

・表示分解能=定格容量÷最小目盛り

最大分解能 ≧ 表示分解能 であること。

もし、表示分解能が最大分解能より大きい場合は、最大分解能 ≧ 表示になるまで、最小目盛りを大きくする。

【例】

・ロードセルの定格容量:600N

・ロードセルの定格出力:0.5mV/V ⇦0.5mV/1V

・デジタル指示計の印加電圧:5V

・デジタル指示計の入力感度:0.5μV/digit(指示計が1カウント表示させるのに必要な電圧が0.5μV)

 

最大分解能=0.5mV/V×5V=2.5mV/5V=2500μV/5V

2500μV/5V÷0.5μV/digit=5000カウント

 

 

表示値を600.0N 最小目盛り0.1Nとしたい場合

※小数点は考えません。

表示分解能=6000÷1=6000カウント

最大分解能(5000カウント)≦表示分解能(6000カウント)

表示分解能が最大分解能より大きいため表示できません。そこで、最小目盛り0.2Nとすると

表示分解能=6000÷2=3000カウント

最大分解能力(5000カウント)≧表示分解能(3000カウント)

結果、表示値600.0N、最小目盛り0.2Nであれば表示させることができます。

この記事を書いた人

東洋測器株式会社

技術部 開発課

奥野 重樹

主にソフト設計を担当しています。
主にソフト設計を担当しています。