デジタル指示計
ロードセルアンプ
技術資料
2022/12/19
ロードセルなど計量計測の総合メーカー 東洋測器株式会社
用途に合わせてオーダーメイドの製品を1点から製作計算方法
① ロードセルの定格容量:□kgなど
② ロードセルの定格出力:□mV/V
③ デジタル指示計の印加電圧:□V
④ デジタル指示計の入力感度:□μV/digit
・最大分解能=(ロードセルの定格出力)×(デジタル指示計の印加電圧)÷(デジタル指示計の入力感度)
・表示分解能=定格容量÷最小目盛り
最大分解能 ≧ 表示分解能 であること。
もし、表示分解能が最大分解能より大きい場合は、最大分解能 ≧ 表示になるまで、最小目盛りを大きくする。
【例】
・ロードセルの定格容量:600N
・ロードセルの定格出力:0.5mV/V ⇦0.5mV/1V
・デジタル指示計の印加電圧:5V
・デジタル指示計の入力感度:0.5μV/digit(指示計が1カウント表示させるのに必要な電圧が0.5μV)
最大分解能=0.5mV/V×5V=2.5mV/5V=2500μV/5V
2500μV/5V÷0.5μV/digit=5000カウント
表示値を600.0N 最小目盛り0.1Nとしたい場合
※小数点は考えません。
表示分解能=6000÷1=6000カウント
最大分解能(5000カウント)≦表示分解能(6000カウント)
表示分解能が最大分解能より大きいため表示できません。そこで、最小目盛り0.2Nとすると
表示分解能=6000÷2=3000カウント
最大分解能力(5000カウント)≧表示分解能(3000カウント)
結果、表示値600.0N、最小目盛り0.2Nであれば表示させることができます。
東洋測器株式会社
技術部 開発課
奥野 重樹